ベトナム中部の魅力的な古都、ホイアンへの旅行を計画しているけれど、「どんなツアーがあるの?」「自分に合うプランはどう選べばいい?」と悩んでいませんか。リゾート地のダナン発で参加できる手軽な日帰りプランから、本格的な遺跡観光を楽しめるコースまで、ホイアンのオプショナルツアーは実に多彩です。この記事では、安心して楽しめる日本語ガイド付きの現地ツアーや、費用を抑えたい方向けの格安プラン、さらにはホーチミンからの旅行者も気になる料金や価格の相場まで、ホイアン観光を最大限に満喫するためのおすすめ人気ツアー情報を網羅的にご紹介します。
記事のポイント
- ホイアンのツアーの種類とそれぞれのメリット・デメリットがわかる
- 自分の旅のスタイルに合った最適なツアーの選び方が理解できる
- ダナン発の人気ツアーやおすすめアクティビティの具体例がわかる
- ツアー料金の相場や予約時の注意点が把握できる
ホイアンのツアー選びで押さえるべき基本
オプショナルツアーの賢い活用方法
ホイアン旅行をより豊かで快適なものにするために、オプショナルツアーは非常に有効な手段です。オプショナルツアーとは、旅行会社が企画・提供する追加の小旅行パッケージのことで、個人で手配するのが難しい体験を手軽に旅程へ組み込めるのが最大の魅力と言えます。
例えば、世界遺産のミーソン遺跡や五行山といった郊外の見どころへ行く際、個人では交通手段の確保やチケット手配が煩雑になりがちです。特にベトナムではタクシーとの料金交渉や配車アプリの利用に慣れが必要です。しかし、オプショナルツアーを利用すれば、ホテルからの往復送迎、入場チケット、場合によっては食事まで全てセットになっているため、時間を有効活用し、ストレスなく観光に集中できます。
文化体験で旅をより深く
ホイアンの魅力をさらに深く知るためには、文化体験型のオプショナルツアーがおすすめです。
- ランタン作り体験: ホイアンの象徴であるランタンを、自分の手で作ることができます。竹の骨組みに色鮮やかな布を貼り付けていく作業は、職人の指導のもとで行うため、不器用な方でも安心です。完成したランタンは、旅の最高のお土産になるでしょう。
- 料理教室: ベトナム料理、特にホイアンの郷土料理の作り方を学べるツアーも人気です。市場で新鮮な食材を一緒に選び、シェフから直接調理法を教わります。生春巻きやカオラウなど、日本に戻ってからも旅の味を再現できるのは嬉しい体験です。
オプショナルツアー活用のポイント
個人手配が難しい場所や体験を手軽に組み込めるのが最大の利点です。移動や予約の手間を省き、限られた旅行期間を最大限に活用するために、旅の目的に合わせて賢く利用することをおすすめします。特に滞在日数が短い方や、初めて訪れる方にとっては心強い味方となります。
ただ、ツアーはスケジュールが決められているため、一つの場所に長居したり、気になった路地裏に寄り道したりといった自由な行動は難しくなります。自分の旅行スタイルに合わせて、フリープランの日とオプショナルツアーに参加する日を上手に組み合わせるのが、賢い活用方法と言えるでしょう。
現地ツアーに参加する大きなメリット
現地ツアーは、旅行者がホイアンに到着してから申し込むことができるツアーを指し、多くのメリットを提供してくれます。最大の利点は、現地のプロフェッショナルが考え抜いた効率的な観光ルートを巡れることです。土地勘のない場所で自力で計画を立てると、移動に時間がかかったり、見どころを逃してしまったりすることがあります。しかし、現地ツアーなら、その心配はほとんどありません。
特にダナンやホイアンの観光スポットは点在しているため、ツアーに参加することで複数の場所を1日で効率よく周ることが可能になります。これにより、短い滞在でも多くの体験ができますし、交通費を個別に支払うよりも結果的に安くなるケースも少なくありません。例えば、タクシーを半日チャーターすると交渉次第では高額になることもありますが、同等のルートを巡るツアーの方が費用を抑えられる場合が多いです。
予約のタイミングに注意
人気のツアーや特定の時期(観光シーズンである乾季の2月~8月)は、満席で予約が取れない可能性があります。特に日本語ガイド付きのツアーは催行数が限られていることが多いため、参加したいツアーが決まっている場合は、日本にいるうちからオンラインで予約しておくのが確実です。直前予約は選択肢が狭まるリスクがあると心得ておきましょう。
さらに、レストランやスパの予約代行が含まれているプランも多く、言葉の壁を感じることなく、食事やリラクゼーションを楽しめるのも嬉しいポイントです。これらのメリットを理解し、自分の旅に現地ツアーを組み込むことで、より充実した時間を過ごせるでしょう。
日本語ガイド付きなら初心者でも安心
海外旅行、特に初めて訪れる場所では、言葉の壁が大きな不安要素となることがあります。その点、日本語ガイド付きのツアーは、ベトナムの歴史や文化を深く理解する上で計り知れない価値を提供してくれます。
ホイアンの古い街並みやミーソン遺跡のような歴史的背景を持つ場所では、ただ景色を眺めるだけでなく、ガイドによる解説を聞くことで、その場所が持つ物語や意味が分かり、感動が何倍にも膨らみます。例えば、来遠橋(日本橋)の屋根のデザインがなぜ日本の城の天守閣に似ているのか、橋の両端にある猿と犬の像が何を意味するのか(申年に着工し戌年に完成したという説など)といった背景知識は、日本語ガイドならではの深い解説で知ることができます。
ガイドブックにはない生きた情報
ツアー中の移動時間や食事の際に、現地の生活習慣やおすすめのお土産、美味しいレストランなど、ガイドブックには載っていないようなローカルな情報を気軽に質問できるのも魅力の一つです。「地元の人しか行かない美味しいバインミーのお店はどこですか?」とか、「この市場で雑貨を買う時の値引き交渉のコツはありますか?」といった具体的な質問に、日本語で丁寧に答えてもらえます。
万が一、体調を崩したり、持ち物をなくしたりといったトラブルが発生した際にも、日本語で相談できる心強さは、何物にも代えがたい安心感に繋がります。
もちろん、英語ガイドのツアーは料金が安い傾向にありますが、旅行の満足度を最大限に高めたい、特にホイアンやベトナムの文化・歴史に興味がある方には、少し費用が上がっても日本語ガイド付きのツアーを強くおすすめします。
費用を抑える格安ツアーの探し方
旅行費用はできるだけ抑えたい、と考えるのは当然のことです。ホイアンには、比較的リーズナブルな価格設定の格安ツアーも数多く存在します。費用を抑えるためのポイントは、ツアーの内容をよく比較検討し、自分にとって本当に必要なサービスを見極めることです。
グループツアー(混載ツアー)を選ぶ
プライベートツアーは自分たちのペースで行動できる自由度が魅力ですが、その分、料金も高くなります。他の旅行者と一緒に行動するグループツアーは、催行会社が一台の車や一人のガイドにかかる費用を参加者全員で分担するため、一人当たりの料金が安く設定されていることがほとんどです。旅の出会いを楽しみたい方にもおすすめです。
ガイドの言語を確認する
前述の通り、日本語ガイド付きのツアーは手厚いサポートが魅力ですが、その分料金は高めです。日常会話レベルの英語でのコミュニケーションに問題がない方であれば、英語ガイドのツアーを選ぶことで費用を大幅に節約できる場合があります。ただし、歴史的な背景など複雑な説明を理解したい場合は、費用対効果をよく考える必要があります。
食事や入場料の有無をチェックする
ツアー料金に何が含まれているのかを細かく確認しましょう。「格安」と思って申し込んだら、食事代や観光施設の入場料(例:ホイアン旧市街の観光チケットは約600円、ミーソン遺跡は約750円)が別途必要だった、というケースもあります。ツアー詳細ページの「料金に含まれるもの」「含まれないもの」の項目を必ず読み、トータルでいくらかかるのかを計算して比較することが重要です。
オンライン予約サイトの戦略的活用
KKdayやKlookといった現地アクティビティ予約サイトでは、頻繁に割引クーポンが配布されたり、セールが開催されたりします。これらのサイトを活用する際は、複数のサイトで同じ内容のツアーを比較するだけでなく、利用者のレビューをしっかり読むことが大切です。特に「ガイドの質」や「時間通りの運行」に関する評価は、ツアーの満足度を左右する重要な指標となります。
これらの点を踏まえ、自分にとって必要なサービスと、節約できる部分のバランスを考えてツアーを選ぶことが、満足度の高い格安ツアーを見つける秘訣です。
ダナン発で参加できる人気のツアー
近代的なリゾート地ダナンと、ノスタルジックな古都ホイアンは車で30~40分ほどの距離にあり、多くの旅行者がこの2都市をセットで訪れます。そのため、ダナンのホテルを拠点として、ホイアンへ日帰りで訪れるツアーが非常に人気を集めています。
ダナン発のツアーは、朝ホテルを出発し、夜にはホテルへ戻ってくるというものが主流です。これにより、大きな荷物を持って移動する必要がなく、身軽に観光を楽しめるという大きな利点があります。
特に人気が高いのは、以下のような内容を組み合わせたツアーです。
- ホイアン旧市街散策:ランタンが美しい街並みを散策し、来遠橋(日本橋)や福建会館などを見学。
- ミーソン遺跡観光:チャンパ王国の聖地である世界遺産を訪れる。
- 五行山(マーブルマウンテン):ダナン近郊のパワースポットを訪れる。洞窟の中にある仏像は神秘的です。
- 夜のホイアン観光:幻想的にライトアップされた夜のホイアンを楽しみ、灯籠流しを体験する。
これらの見どころを1日で効率よく巡れる「超欲張りツアー」のようなプランは、滞在時間が限られている旅行者、例えば2泊3日や3泊4日の短い日程の方にとって、まさに理想的な選択肢と言えるでしょう。ダナンに滞在しつつ、ホイアンの魅力も存分に味わいたい方は、ぜひダナン発のツアーを検討してみてください。
手軽に楽しめる日帰り観光プラン
ホイアンは比較的コンパクトな街なので、ポイントを押さえれば日帰りでも十分にその魅力を満喫することが可能です。ダナンからの日帰り観光を計画している方には、半日または1日のツアーがおすすめです。どちらを選ぶかは、ホイアンで何をしたいかによって決まります。
半日プランのメリットと具体例
午前または午後だけを使って、ホイアンの旧市街を中心に散策するプランです。最大のメリットは、残りの半日をダナンでのリゾートステイやショッピングなど、別の目的に使えることです。「朝はホテルのプールでゆっくり過ごし、午後からホイアン観光へ」といった柔軟なスケジュールが組めます。午後発のツアーなら、夕暮れから夜にかけての幻想的なランタンの灯りまで楽しめるものもあります。
1日プランのメリットと具体例
朝から夜まで時間を使い、ホイアンを遊びつくすプランです。旧市街散策に加えて、ココナッツボート体験やミーソン遺跡観光など、郊外のアクティビティや見どころを組み合わせられるのが魅力です。夕食にはホイアンの三大名物料理(カオラウ、ホワイトローズ、揚げワンタン)を味わい、夜のナイトマーケット散策まで含まれているツアーが人気で、ホイアンの昼と夜、両方の顔を1日で満喫できます。
日帰りプランを成功させるコツ
日帰り観光で最も重要なのは時間管理です。ツアーに参加することで、移動やチケット手配の時間を節約し、観光そのものに集中できます。「歴史的な街並みをじっくり見たいのか」「アクティビティを楽しみたいのか」「夜の幻想的な雰囲気を味わいたいのか」という目的を明確にしてプランを選ぶと、満足度の高い日帰り旅行になります。
目的別!おすすめのホイアンのツアー
定番のおすすめ観光スポットを巡る
ホイアンの魅力を余すところなく体験したいなら、まずは定番の観光スポットを網羅したツアーに参加するのがおすすめです。これらのツアーは、ホイアンが世界遺産に登録される理由となった歴史的価値の高い場所を効率よく巡れるように設計されています。
多くの定番ツアーに含まれる主要な観光スポットは以下の通りです。
来遠橋(日本橋)
16世紀に日本人によって架けられたとされるホイアンの象徴。単なる橋ではなく、中に寺が祀られている屋根付き橋というユニークな構造をしています。ベトナムの2万ドン紙幣の裏にも描かれているほど、国を代表する建築物です。
福建会館
福建省出身の華僑によって建てられた集会所です。航海の安全を守る女神「天后聖母」が祀られています。きらびやかな装飾や精巧な龍の彫刻、そして天井から吊り下げられた巨大な渦巻き線香が、訪れる人を圧倒します。
フーンフンの家
約200年前に建てられた貿易商人の家で、現在もその子孫が暮らしています。1階は店舗、2階が住居となっており、日本、中国、ベトナムの建築様式が融合した美しい木造建築です。洪水に備えて1階の家財を2階に引き上げるための仕掛けなど、当時の暮らしの知恵がうかがえます。
トゥボン川
かつて朱印船貿易で栄えたホイアンの中心を流れる川です。日中は穏やかな川辺の景色が楽しめ、夜になると色とりどりのランタンの光が水面に映り、灯籠流しが行われる幻想的な空間へと変わります。
これらのスポットを日本語ガイドの解説付きで巡ることで、一つ一つの建物の歴史的背景や文化的な意味を深く理解でき、旅の満足度が格段に向上します。初めてホイアンを訪れる方は、まずこのような定番ツアーで街の全体像を掴むのが良いでしょう。
少し足を延ばしてミーソン遺跡へ
ホイアン旧市街から車で約1時間の場所にあるミーソン遺跡は、ホイアンと合わせて訪れたいもう一つの世界遺産です。ここは、4世紀から13世紀にかけてベトナム中南部で栄えたチャンパ王国の聖域であり、レンガ造りの独特な遺跡群が密林の中に静かに佇んでいます。
個人で訪れるには交通の便が良くないため、ここはツアーを利用するのが最も効率的で賢い選択です。ミーソン遺跡観光を含むツアーは、主に半日または1日のプランがあります。
ツアーで見学する遺跡群
ミーソン遺跡は広大で、発見された遺跡群はアルファベットでグループ分けされています。ツアーでは主に、保存状態が比較的良く、最も規模の大きいB, C, Dグループを中心に見学します。チャンパ建築の粋を集めた祠堂やレリーフを間近に見ることができ、ヒンドゥー教の影響を受けた神々の彫刻は非常に見ごたえがあります。
服装と気候に関する注意
ミーソン遺跡は屋外にあり、日差しを遮る場所が少ないです。また、遺跡内は未舗装で足場が悪い場所もあるため、歩きやすいスニーカーと帽子、サングラス、日焼け止めは必須です。乾季(3月~8月)は非常に暑くなるため、熱中症対策として十分な水分補給を忘れないようにしましょう。寺院の遺跡ですので、露出の多い服装(タンクトップやショートパンツ)は避けるのがマナーです。
アンコールワットにも似た神秘的な雰囲気を纏うミーソン遺跡は、歴史や考古学に興味がある方にとっては必見の場所です。ツアーを活用して、ぜひその壮大な歴史に触れてみてください。
アクティビティ中心のおすすめ体験
歴史的な街並み散策だけでなく、体を動かしたり、文化に触れたりする体験をしたい方には、アクティビティがメインのツアーがおすすめです。ホイアンとその周辺では、豊かな自然と文化を活かした様々な体験ができます。
ココナッツボート(バスケットボート)
丸い竹製の小舟「トゥンチャイ」に乗って、水路に広がるニッパヤシの木々の間を進む川下り体験です。船頭さんが巧みに舟を操り、魚を獲るための網投げを披露してくれたり、時には舟を高速で回転させるスリリングなパフォーマンスも見せてくれます。自然の中でスリルと癒しを同時に味わえる、子供から大人まで楽しめる人気No.1のアクティビティです。所要時間は約1時間、料金は1人あたり数百円程度が相場です。
マリンスポーツとチャム島
ホイアンからほど近いクアダイビーチやアンバンビーチ、さらに離島のチャム島では、様々なマリンスポーツが楽しめます。特に乾季(3月~8月頃)は海が穏やかになり、絶好のシーズンです。ジェットスキーやパラセーリングといった定番のものから、海の底を散歩するシーウォーカーまであります。
チャム島への日帰りツアー
ホイアンからスピードボートで約30分で行けるチャム島は、ユネスコの生物圏保護区に指定されている自然豊かな島です。海の透明度が非常に高く、シュノーケリングやダイビングの絶好のポイントとして知られています。日帰りのツアーが一般的で、シュノーケリング体験と新鮮なシーフードを使ったランチが含まれていることが多いです。都会の喧騒を離れ、美しい海でリラックスしたい方には最適な選択肢です。
これらのアクティビティは、旅の素晴らしいアクセントになります。観光だけでなく、何か特別な「体験」を求める方は、ぜひアクティビティ中心のツアーを探してみてください。
気になるツアーの料金と価格の目安
ホイアンのツアーを選ぶ上で、料金と価格は重要な判断基準の一つです。ツアーの価格は、内容、所要時間、ガイドの言語、プライベートかグループか、食事の有無といった要素によって大きく変動します。
以下に、一般的なツアーの種類ごとの料金の目安をまとめました。これはあくまで2025年現在の相場であり、利用する旅行会社や時期(乾季・雨季)、為替レートによって変動するため、参考としてご覧ください。
ツアーの種類 | 所要時間 | 料金の目安(1人あたり) | 主な内容・特徴 |
---|---|---|---|
ホイアン半日観光 | 約4~5時間 | 5,000円~9,000円 | 旧市街の主要スポット散策、ホテル送迎。時間を有効活用したい方向け。 |
ホイアン夜観光+灯籠流し | 約4~5時間 | 7,000円~12,000円 | 夜の旧市街散策、夕食、灯籠流し体験。ロマンチックな雰囲気を楽しみたい方に。 |
ミーソン遺跡半日観光 | 約5時間 | 8,000円~13,000円 | ミーソン遺跡見学、ホテル送迎。歴史好き、遺跡好きに。 |
ダナン・ホイアン・ミーソン1日観光 | 約10~12時間 | 15,000円~28,000円 | 主要観光地を網羅、送迎、昼食・夕食付き。短期滞在で効率よく巡りたい方向け。 |
バーナーヒルズ1日観光 | 約8時間 | 10,000円~24,000円 | バーナーヒルズ入場券、ケーブルカー、送迎、昼食。テーマパーク好き、写真好きに。 |
価格に含まれるものを要確認
価格を比較する際は、「何が含まれていて、何が含まれていないのか」を必ず確認しましょう。入場料、食事代、飲み物代、ガイドへのチップなどが込みなのか別料金なのかで、総額は大きく変わってきます。安さだけで選ばず、レビューを参考にしながら内容と価格のバランスが取れたツアーを選ぶことが、結果的に満足度の高い選択に繋がります。
ホーチミンからのアクセスと注意点
南部の主要都市ホーチミンからホイアンへ旅行する場合、いくつかのアクセス方法が考えられます。ホイアンには空港がないため、まずは最寄りのダナン国際空港を目指すのが一般的です。
飛行機でのアクセスが基本
最も早くて便利な方法は、ホーチミンのタンソンニャット国際空港(SGN)からダナン国際空港(DAD)まで国内線を利用することです。ベトナム航空、ベトジェットエア、バンブーエアウェイズなどが多数の便を運航しており、飛行時間は約1時間30分です。ダナン空港に到着後、タクシーや配車アプリ(Grab)、または事前に手配した送迎サービスを利用してホイアンへ向かいます(所要時間約40~50分)。
国内線はLCC(格安航空会社)を利用すれば航空券を安く抑えることができますが、遅延や欠航のリスクがフルサービスキャリアに比べて高い傾向があることも念頭に置いておくと良いでしょう。
パッケージツアーの利用
ホーチミン発のパッケージツアーには、ホーチミン-ダナン間の往復航空券、ダナン・ホイアンでの宿泊、そして現地の観光ツアーがセットになっているものがあります。航空券やホテル、ツアーを個別に手配する手間が省けるため、旅行の準備を簡単に済ませたい方や、初めてベトナムを訪れる方にはおすすめです。
注意点:移動時間を考慮した計画を
ホーチミンからホイアンへは、飛行機を利用しても空港での待ち時間などを含めると半日程度の移動時間がかかります。そのため、ホーチミンを拠点としたホイアンへの「日帰り」は現実的ではありません。ホイアンやダナンエリアの魅力を十分に楽しむためには、最低でも1泊2日以上、できれば2泊3日以上の滞在を計画することをおすすめします。移動の疲れも考慮し、到着初日は無理をせず、余裕を持ったスケジュールを組むことが、旅行を最大限に楽しむための鍵となります。