ソウルには、家電やPCパーツを求める人にとって魅力的な電気街がいくつも存在する。パソコンの自作に必要なパーツから最新のスマート家電、さらにはオタク文化を楽しめるショップまで、さまざまな商品が手に入るのが特徴だ。しかし、どのエリアに行けば何が買えるのか、どこでお得に購入できるのかを知らないと、効率よく買い物をするのは難しい。
この記事では、ソウルの代表的な電気街を紹介しながら、それぞれの特徴やおすすめの店舗、値段交渉のコツまで詳しく解説する。訪れる前に知っておくべき注意点や、お得に買い物をする方法も紹介するので、ソウルで電化製品やPCパーツを探している人はぜひ参考にしてほしい。
記事のポイント
- ソウルの電気街の特徴や主要なエリアについて理解できる
- 家電やPCパーツを購入できる店舗や商品の種類が分かる
- 値段交渉のコツや安く買うためのポイントを知ることができる
- 営業時間や定休日など、訪れる際の注意点を把握できる
ソウルの電気街で最新家電やパーツを探そう
韓国のソウルにある電気街とは？特徴を解説
ソウルには、電子機器や家電を専門に扱うエリアが複数存在します。これらの電気街は、日本の秋葉原のようにパソコンやスマートフォンのパーツを扱うショップが集まり、マニア向けの商品が豊富にそろう場所もあります。一方で、一般消費者向けの家電量販店や、業務用機器を取り扱う専門店が並ぶエリアもあり、目的によって訪れる場所が異なります。
代表的な電気街としては、「龍山（ヨンサン）」「世運商街（セウンサンガ）」「新道林（シンドリム）テクノマート」などが挙げられます。それぞれのエリアは異なる特色を持ち、取り扱う商品や雰囲気も異なります。例えば、龍山はパソコン関連の商品が多く、世運商街は電子部品や専門的な機器が豊富です。
これらの電気街では、価格交渉が可能な店も多く、同じ商品でも販売店によって価格が異なることがあります。また、最新の電子機器だけでなく、中古品やジャンク品を扱う店舗も多いため、掘り出し物を探すのが好きな人にとっても魅力的なエリアです。ただし、韓国語が話せないと交渉が難しい場面もあるため、事前に最低限のフレーズを覚えておくと良いでしょう。
電気街の営業時間は店舗によって異なりますが、平日は10時～20時ごろまで営業している店が多く、日曜や祝日は休業するところも少なくありません。そのため、訪れる際は事前に営業時間を確認しておくことが大切です。
龍山（ヨンサン）電気街の魅力とおすすめショップ
龍山電気街は、ソウル最大級の電子機器流通エリアとして知られています。パソコンのパーツや周辺機器、ゲーム機、オーディオ機器などを専門に扱う店舗が集まっており、特にDIYでPCを組み立てる人や最新のガジェットを求める人にとっては必見のエリアです。
龍山の電気街には、複数の商業施設が集まっており、「電子ランド」や「ナジン電子商店街」などが有名です。電子ランドは、比較的新しい建物で、大型家電やPC関連機器を扱うショップが多く、初心者にも利用しやすい店舗がそろっています。一方、ナジン電子商店街は、専門性の高いパーツや電子部品を求める人向けのエリアで、個人経営の小規模な店舗が軒を連ねています。
このエリアの特徴の一つとして、価格交渉ができる店が多いことが挙げられます。特にPCパーツや中古品を扱う店では、交渉次第で割引を受けられることもあります。ただし、韓国語が話せないとスムーズに交渉できないため、事前に相場を調べ、価格の比較を行ってから訪れるのが賢明です。
また、龍山には「ガンダムベース」というバンダイの公式ショップもあり、プラモデルやフィギュアなどのサブカルチャー商品も充実しています。韓国のオタク文化に触れたい人にもおすすめのスポットです。
ただし、日曜日は休業する店が多いため、平日や土曜日に訪れるのがベストです。また、観光客向けの免税対応店舗もあるため、大きな買い物をする際はパスポートを持参しておくと良いでしょう。
世運商街や鍾路3街で見つかる専門店と掘り出し物
世運商街（セウンサンガ）と鍾路3街（チョンノサムガ）は、韓国の電気街の中でも特に専門性が高いエリアです。ここでは、大型家電やパソコンだけでなく、電子部品や産業用機械など、一般の家電量販店では取り扱っていない商品が多く並んでいます。電子工作や修理に必要なパーツを探している人にとっては、まさに宝の山といえる場所です。
世運商街は、ソウルの中心部にある複合商業施設で、ビルの各フロアに電子機器や部品を扱う店舗が集まっています。特に電源モジュール、LED照明、測定機器、オーディオ機材などの専門店が多く、業務用の機器を取り扱う業者も少なくありません。部品単体で購入できるため、電子回路の修理やオリジナルのカスタマイズをしたい人にとっては最適なエリアです。
鍾路3街は、電子部品だけでなく、メカトロニクス関連の製品を扱う店も多いのが特徴です。ここでは、空圧機器やFA（ファクトリーオートメーション）用の制御部品など、製造業や工場向けの機器が販売されています。オムロンやパトライトなどの工業ブランドの取り扱いもあり、企業の購買担当者や技術者が訪れることも珍しくありません。
掘り出し物を見つけるなら、中古パーツやジャンク品を扱う店舗にも注目すべきです。店舗によっては、型落ちの電子部品や訳ありの機器を格安で販売していることがあります。ただし、ジャンク品には保証がないことがほとんどなので、購入時には状態をしっかり確認することが重要です。
なお、世運商街や鍾路3街の店舗は土日休業のところが多いため、平日に訪れるのが理想的です。また、韓国語が話せなくても、型番やスペックをメモしておけば、店員に伝えやすくなります。
新道林・江辺テクノマートで買える電化製品とは？
新道林（シンドリム）テクノマートと江辺（カンビョン）テクノマートは、ソウルの電気街の中でも特に消費者向けの家電製品が充実しているエリアです。大型ショッピングモールのような構造をしており、家電量販店やスマートフォンショップが多く集まっています。そのため、一般家庭向けの電化製品を探すには最適なスポットといえます。
新道林テクノマートでは、パソコンやスマートフォン関連の商品が豊富にそろっています。デスクトップPCやノートパソコン、モニター、ゲーミングデバイスなどを扱う店舗が多く、カスタムPCのパーツも購入できます。特に、組み立て済みのPCを比較的安価に購入できる店があるため、自作にこだわらない人にもおすすめです。また、カメラや映像機器を扱う専門店もあり、プロ仕様の機材を探している人にも適しています。
江辺テクノマートは、家庭用の電化製品に強みを持つエリアです。冷蔵庫、洗濯機、エアコン、掃除機などの生活家電が並び、大手メーカーの最新モデルが展示されています。価格比較がしやすく、複数の店舗を回ることで最適な買い物が可能です。また、一部のフロアでは楽器やオーディオ機器も販売されており、音楽関連の商品を探している人にも魅力的なエリアといえます。
どちらのテクノマートも、家電のほかにスマートフォンアクセサリーや小型家電の専門店が入っているのも特徴です。ワイヤレスイヤホン、ポータブルバッテリー、スマートウォッチなど、最新のガジェットが手に入りやすい環境が整っています。また、一部の店舗では韓国版のスマートフォンやタブレットをSIMフリーで購入できるため、現地での通信手段を確保したい人にも役立ちます。
ただし、江辺テクノマートは近年テナントの入れ替わりが激しく、かつて電気街だったフロアが他のジャンルの店舗に変わるケースもあります。訪れる前に、最新の店舗情報を確認することをおすすめします。また、新道林テクノマートも週末は混雑することが多いため、ゆっくりと買い物をしたい場合は平日に訪れるのが理想的です。
オタク文化も楽しめる電気街の意外な一面
ソウルの電気街は、家電やパソコン関連の製品を扱うだけでなく、オタク文化とも深く結びついています。特に、龍山（ヨンサン）や弘大（ホンデ）周辺では、アニメやゲーム関連の店舗が目立ち、日本の秋葉原と似た雰囲気を感じられるエリアもあります。
龍山エリアには、「ガンダムベース」という公式ショップがあり、プラモデルやフィギュアを取り扱っています。バンダイの商品が中心ですが、韓国限定のアイテムが販売されることもあり、コレクターには見逃せないスポットです。また、ホビーショップやトレーディングカード専門店も点在し、韓国のオタク市場の広がりを実感できます。
一方、弘大には「アニメイト」があり、日本のアニメや漫画に関連したグッズが購入可能です。アニメファン向けのカフェやイベントも開催されることがあり、日本のオタク文化が韓国でも根付いていることがうかがえます。また、ソーシャルゲームの広告やVtuber関連のプロモーションが街中に見られることも多く、オタク文化がメインストリームの一部になっていることを感じさせます。
電気街の一部店舗では、アニメキャラを使った限定コラボ商品を販売することもあります。例えば、アパレルショップがアニメ作品とコラボしたTシャツやアクセサリーを販売するケースが増えています。韓国の若者の間で、オタク文化がファッションの一部として受け入れられているのも興味深い点です。
ただし、秋葉原ほどの規模ではないため、オタク向けの店舗を探す場合は事前にリサーチしておくのが賢明です。特に、アニメイトやガンダムベースのような専門店は、観光客にも人気が高いため、週末は混雑することが多く、ゆっくり買い物をしたいなら平日が狙い目です。
日本と韓国の電気街の違いとは？
日本と韓国の電気街には、共通点もあれば明確な違いもあります。日本では、秋葉原や大阪・日本橋といったエリアに電気関連の店舗が集中しているのに対し、韓国では複数のエリアに分散しているのが特徴です。
例えば、ソウルの龍山（ヨンサン）は、日本の秋葉原とよく比較されますが、取り扱い商品はやや異なります。龍山ではPCパーツやオーディオ機器、業務用電子機器の専門店が多く、個人向けの最新家電を求める人よりも、業者やエンジニアが訪れることが多い傾向にあります。一方、秋葉原は家電量販店からホビーショップまで幅広い業態の店舗が集まり、一般消費者向けの商品が充実しています。
韓国の電気街のもう一つの特徴として、交渉次第で価格が変わる点が挙げられます。特にPCパーツや電子機器を扱う店舗では、価格が固定されておらず、店員と相談しながら値引き交渉をすることが一般的です。日本では、家電量販店でも値引き交渉ができる場合はありますが、基本的には明確な価格設定がされていることが多いため、買い物のスタイルに違いが見られます。
また、日本の電気街ではアニメやゲーム文化との融合が進んでおり、ホビーショップやメイドカフェが点在しています。一方、韓国の電気街では、オタク文化が盛んなエリアは一部に限られ、電気街全体に広がっているわけではありません。そのため、オタク向けの商品を探す場合は、電気街だけでなく、弘大やカンナム（江南）などの繁華街も視野に入れる必要があります。
さらに、韓国の電気街は、土日休業の店舗が多いのも特徴です。特に世運商街や鍾路3街のような専門店が集まるエリアでは、平日にしか営業していない店も多く、日本の電気街のように週末でも活気があるとは限りません。そのため、旅行者が訪れる際は、事前に営業時間を確認しておくことが重要です。
総じて、日本の電気街はエンターテイメント性が高く、観光地としても機能しているのに対し、韓国の電気街は専門的な商品を求める人向けの色合いが強いといえます。どちらが優れているというわけではなく、目的に応じて訪れるべきエリアを選ぶことが大切です。
ソウルの電気事情と旅行者が知っておくべきポイント
韓国の電源プラグ事情！旅行前に確認すべきこと
韓国のコンセントは、日本のものとは形状と電圧が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。日本の電源プラグはAタイプが主流ですが、韓国ではCタイプとSEタイプが一般的に使用されています。どちらも丸いピンが2本並んだ形状をしており、日本のコンセントとは互換性がありません。そのため、日本の電化製品を韓国で使う場合は、変換プラグを用意する必要があります。
また、韓国の電圧は220Vで、日本の100Vとは大きな違いがあります。最近のスマートフォンやノートパソコンは100V～240V対応のものが多く、変換プラグだけで使用できます。しかし、ドライヤーやヘアアイロンなどの高出力の家電は、日本専用のものをそのまま使うと故障や発熱の原因になることがあります。事前に製品の対応電圧を確認し、必要であれば変圧器も準備しておくと安心です。
現地で変換プラグや変圧器を購入することも可能ですが、旅行者向けの空港やホテルでは価格が高めに設定されていることが多いです。比較的安価に購入したい場合は、大型スーパーや電気店を探すのがおすすめです。特に、ソウルのダイソーや家電量販店では、手ごろな価格で変換プラグが手に入ります。ただし、品切れの可能性もあるため、余裕をもって準備しておくと安心です。
さらに、韓国の一部のホテルでは、マルチプラグ対応のコンセントが設置されていることがあります。その場合、日本のAタイプのプラグでもそのまま使用できることがありますが、すべての宿泊施設で対応しているわけではありません。予約時にホテルの設備を確認し、必要に応じて変換プラグを持参するのがベストです。
ソウルの電気屋で買える家電やPCパーツの種類
ソウルの電気街では、幅広い種類の家電やPCパーツが販売されています。特に龍山（ヨンサン）やテクノマートなどのエリアでは、最新のガジェットから専門的な電子部品まで多様な商品がそろっています。
家電を購入するなら、冷蔵庫や洗濯機といった大型家電から、炊飯器や電子レンジなどの生活家電まで選択肢が豊富です。韓国メーカーのLGやサムスンの製品が中心ですが、海外ブランドの家電も手に入ります。特に韓国製の炊飯器は、高性能なモデルが多く、日本よりも安く購入できることがあります。一部の店舗では免税対応も行っているため、大きな買い物をする場合はパスポートを持参しておくとお得に購入できます。
PCパーツを探しているなら、龍山電気街が最も充実しています。マザーボード、グラフィックボード、SSD、メモリなどの自作PC向けのパーツがそろい、組み立て済みのゲーミングPCも販売されています。特に、韓国国内で人気のあるブランドの製品は、日本よりも安く手に入ることがあるため、事前に価格を比較しておくと良いでしょう。ただし、韓国語表記のパッケージや説明書が多いため、購入前にしっかりと仕様を確認することが大切です。
また、スマートフォン関連のアクセサリーも豊富にそろっています。スマホケース、ワイヤレスイヤホン、ポータブル充電器など、韓国ならではのデザインの商品が多く、価格も比較的安価です。特に韓国のスマホアクセサリーはデザイン性が高いため、お土産としても人気があります。
ただし、大型家電やPCパーツを日本に持ち帰る場合、電圧や保証の違いに注意が必要です。韓国仕様の製品は、日本の電圧に対応していないことがあるため、変圧器が必要になるケースがあります。また、一部のメーカーは海外保証を適用していないこともあるため、購入前に確認しておくことが重要です。
電気街での買い物のコツ！値段交渉や注意点を解説
ソウルの電気街では、商品によっては値段交渉が可能な場合があります。特にPCパーツや周辺機器、中古品を扱う店舗では、定価のまま購入するよりも交渉したほうがお得に手に入ることがあります。ただし、大型家電やブランド品は価格が固定されていることが多く、割引交渉は難しい傾向にあります。
値段交渉をする際は、まず同じ商品を複数の店舗で比較することが重要です。店舗によって価格が異なるため、いくつか回って相場を把握しておくと交渉の際に有利になります。また、「他店では○○ウォンだった」と具体的な金額を伝えることで、割引に応じてもらえることもあります。
注意点として、交渉する際は丁寧な態度を心がけることが大切です。強引に値下げを要求すると、対応が悪くなることもあるため、笑顔でフレンドリーに話すのがコツです。また、韓国語が話せなくても、スマートフォンの翻訳アプリを使うことでスムーズにやり取りできます。
現金払いをすると割引が適用される場合もあります。韓国の電気街では、クレジットカードよりも現金で支払うと手数料がかからないため、その分安くしてもらえることがあります。ただし、あらかじめ多額の現金を持ち歩くのは防犯上リスクがあるため、必要な分だけ用意するのが賢明です。
また、一部の店舗では免税対応を行っているため、大きな買い物をする場合はパスポートを持参しておくと良いでしょう。ただし、免税手続きには一定額以上の購入が必要な場合があるため、事前に確認しておくことが重要です。
オタク必見！アニメやゲーム関連のショップ情報
ソウルには、アニメやゲーム関連の商品を扱うショップがいくつかあります。特に弘大（ホンデ）や龍山（ヨンサン）周辺には、日本のアニメグッズやフィギュアを取り扱う店舗が集まっています。
アニメファンなら、弘大にある「アニメイト」は必見です。日本と同じく、マンガやラノベ、キャラクターグッズ、Blu-rayなどがそろっており、新作グッズも随時入荷されます。また、アニメ関連のカフェやイベントも開催されることがあり、日本のオタク文化を韓国で楽しむことができます。
フィギュアやプラモデルを探しているなら、龍山の「ガンダムベース」がおすすめです。ここではガンプラを中心に、韓国限定の商品や日本では手に入りにくいモデルも販売されています。作成用の塗料や工具も取り扱っており、プラモデル好きには理想的なショップです。
ゲーム関連のグッズを探すなら、新道林（シンドリム）や江辺（カンビョン）テクノマート内の店舗を訪れるのも良い選択です。特にゲーミングデバイスやPCゲーム向けの周辺機器が充実しており、最新のゲーミングチェアや高性能キーボード、ヘッドセットなどが手に入ります。
韓国の電気街では、日本のオタク向けショップほど店舗数は多くありませんが、その分、限られたエリアに集約されているため、効率的に回ることができます。ただし、最新グッズは人気が高く、すぐに売り切れることもあるため、欲しい商品がある場合は早めに訪れるのがおすすめです。
ソウルの電気街に行くなら営業時間や定休日をチェック
ソウルの電気街を訪れる際は、営業時間と定休日を事前に確認しておくことが重要です。日本の家電量販店のように毎日営業しているわけではなく、店舗によって休業日が異なるため、何も調べずに行くと閉まっている可能性があります。
龍山（ヨンサン）電気街の営業時間は店舗によって違いがありますが、多くの店は10:00～20:00の間で営業しています。ただし、PCパーツや電子部品を扱う専門店の一部は、平日のみ営業している場合があり、日曜・祝日は閉まっていることが多いです。特にナジン電子商店街などのエリアでは、週末に訪れると開いている店が少なく、思うように買い物ができないこともあります。
世運商街（セウンサンガ）や鍾路3街の電子部品店も、土日休業の店舗が多い傾向にあります。平日に訪れるのが確実ですが、店舗ごとに異なるため、特定の店を訪れたい場合は事前に公式サイトや問い合わせをして確認すると安心です。
新道林（シンドリム）や江辺（カンビョン）のテクノマートは、大型ショッピングモールのため、ほとんどの店舗が年中無休で営業しています。営業時間は10:30～20:30が一般的で、週末や祝日も通常営業しているため、休日に訪れるならこちらのエリアが適しています。ただし、館内の一部フロアではテナントの入れ替わりが多く、特定の商品を求める場合は最新の情報を確認しておくと良いでしょう。
また、韓国の祝日は旧暦を基準にした旧正月（ソルラル）や秋夕（チュソク）があり、この期間は多くの店が休業するため注意が必要です。電気街だけでなく、市内の一般的な店舗も休みになることが多いため、訪問予定があるなら事前にスケジュールを確認しておくことが大切です。
ソウルで電化製品を買うならどこが安い？比較ポイント
ソウルで電化製品を購入する場合、エリアや店舗によって価格が異なります。同じ商品でも販売店によって価格差があるため、比較しながら買い物をすることが重要です。
大型家電を購入するなら、江辺（カンビョン）テクノマートがおすすめです。冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの生活家電が豊富にそろい、家電量販店が競争しているため、価格が比較的安くなる傾向があります。特に、韓国メーカーのLGやサムスン製品は、割引キャンペーンやポイント還元を利用するとお得に購入できます。
PCパーツや周辺機器を探すなら、龍山（ヨンサン）電気街が選択肢に入ります。グラフィックボード、メモリ、SSDなどのパーツは、個人経営の店舗が多く、店ごとに価格が異なるため、交渉次第で安くなることもあります。ただし、店舗によっては現金払いのみ割引が適用される場合があるため、支払い方法にも注意が必要です。
スマートフォンやアクセサリー類は、新道林（シンドリム）テクノマートで購入するのが良いでしょう。韓国ではSIMフリースマホの種類が豊富で、価格も日本より安いことがあります。特に韓国キャリア向けの端末は、最新モデルでも割引価格で販売されていることがあり、現地の通信プランを利用するなら検討する価値があります。
また、オンラインショップと実店舗の価格を比較するのも有効です。韓国の家電量販店では、オンラインと店頭の価格が異なることがあり、オンラインの方が安くなるケースもあります。現地で購入する前に、価格比較サイトや各店舗の公式サイトをチェックし、最安値を確認するのがおすすめです。
免税対応の店を選ぶのも節約のポイントになります。ソウルの一部の家電量販店では、一定額以上の購入で免税手続きを利用できるため、パスポートを持参しておくと良いでしょう。ただし、免税対応の条件は店舗ごとに異なるため、事前に確認しておくことが重要です。
