韓国旅行で人気のルートといえば、首都ソウルから港町釜山への移動です。中でもKTXは、速さと快適さを兼ね備えた移動手段として多くの旅行者に選ばれています。しかし、ソウルから釜山までKTXで実際に何時間かかるのか、どの時間帯に運行しているのか、そして料金はいくらなのか気になる方も多いのではないでしょうか。本記事では、KTXの所要時間や列車の種類ごとの違い、時間帯別のスケジュール、さらにお得なチケット購入方法までを詳しく解説します。旅行計画や出張前の情報収集として、ぜひ参考にしてください。
記事のポイント
- ソウルから釜山までのKTXの所要時間の目安
- 列車の種類による所要時間の違い
- 時間帯別の運行スケジュールと混雑状況
- 移動時間と料金のバランスを考えた最適な選び方
ソウルから釜山はKTXで時間はどれくらい？移動の基本情報を解説
ソウルから釜山までKTXでかかる所要時間とは
KTXを利用した場合、ソウルから釜山までの所要時間はおおよそ2時間15分〜3時間程度です。これは列車の種類や停車駅の数、そして運行スケジュールによって変動します。
KTXにはいくつかのタイプがあり、最速タイプのKTX-青竜（Cheongyong）では2時間17分ほどで到着する便もあります。逆に、多くの駅に停車する便では3時間近くかかることもあるため、乗る列車を事前に確認しておくことが重要です。
たとえば、特定の列車は途中の大田（テジョン）や東大邱（トンデグ）などの都市に停車しながら釜山に向かいます。主要都市に停車する分、若干時間は長くなりますが、その分多くの乗客にとって便利な路線です。
また、時刻表は季節や曜日によって微調整が行われる場合があります。出発前には公式サイトやチケット予約サイトで最新の情報を確認するようにしましょう。時間帯によっても混雑具合や所要時間が変わることがあるため、朝のラッシュ時や休日は特に注意が必要です。
KTXを使うとソウルから釜山まで何時間で行ける？
KTXに乗れば、ソウルから釜山までは最短で約2時間15分で移動することができます。これは飛行機よりも実質的に早く感じることもある時間です。
なぜなら、飛行機では空港までの移動、チェックイン、手荷物検査といった準備が必要です。一方、KTXはソウル駅という市内中心部から出発し、そのまま釜山駅という市街地に直結する駅に到着するため、移動そのものに無駄が少ないのです。
例えば、午前5時過ぎの始発に乗れば、朝8時前には釜山に着くことが可能です。日帰り旅行も十分に視野に入るこのスピード感は、韓国国内の移動手段の中でも大きな魅力です。
ただし、全てのKTXが同じ速度というわけではありません。中には3時間近くかかる便もありますし、時間帯によって混雑により遅延が発生することもあります。また、最新型のKTX-青竜は一日に運行本数が限られており、早めの予約が必要です。
目的に応じて最適な便を選べば、移動時間を最大限に活用できます。特にビジネスや短期旅行の場合、2時間台での移動は大きなメリットになるでしょう。
時間帯別のKTX出発スケジュールまとめ
KTXは、ソウルと釜山を結ぶ主要な高速鉄道であり、1日の中でさまざまな時間帯に出発便が設定されています。これにより、利用者は自分のスケジュールに合わせて柔軟に移動計画を立てることができます。
朝の時間帯には、早朝から午前中にかけて多くの便が運行されており、ビジネスや観光で早めに移動したい方に適しています。午後の時間帯には、昼食後から夕方にかけての便があり、ゆったりとした移動を希望する方に向いています。夕方から夜にかけての時間帯には、仕事終わりや観光後の移動に便利な便が運行されています。
ただし、時間帯によっては混雑が予想されるため、事前に座席を予約することをおすすめします。また、特定の時間帯には便数が限られている場合もあるため、最新の時刻表を確認し、計画的な移動を心がけましょう。
朝早くや夜遅くもOK？始発・終発の時間帯を確認
KTXの運行は、早朝から深夜まで幅広い時間帯に対応しています。始発列車は午前5時台に出発し、終発列車は午後10時台まで運行されています。これにより、早朝や夜遅くの移動を希望する方にも対応可能です。
早朝の列車は、ビジネスや観光で早めに目的地に到着したい方にとって便利です。一方、夜遅くの列車は、日中の予定を終えた後に移動したい方に適しています。ただし、深夜帯の便は限られているため、事前に時刻表を確認し、必要に応じて座席を予約することが重要です。
また、特定の曜日や祝日には運行スケジュールが変更される場合があるため、最新の情報を確認することをおすすめします。これにより、スムーズな移動計画を立てることができます。
KTXの種類によって所要時間はどれだけ変わる？
KTXにはいくつかの種類があり、どの列車に乗るかによってソウルから釜山までの移動時間に差が出ます。代表的なタイプは「KTX」「KTX-山川（サンチョン）」「KTX-青竜（チョンリョン）」の3つです。
最も一般的な「KTX」は、主要都市を中心に停車するスタンダードな便です。停車駅が比較的多いため、所要時間は2時間30分から3時間ほどかかることがあります。一方で「KTX-山川」はやや新しい車両で、走行性能は高いものの、KTXと大きく時間に違いはありません。
所要時間に明確な違いが出るのは、最新型の「KTX-青竜」です。これは特急型の位置づけで、停車駅を最小限に絞って運行されています。そのため、2時間17分という短時間での移動が可能になります。
目的地に早く到着したい方は、どのタイプのKTXかを確認して選ぶことが重要です。チケット予約の際に車種が表示されるので、時間を優先したいときには「青竜」を選ぶと良いでしょう。
最速KTX青竜（Cheongyong）の特徴とメリット
KTX-青竜（Cheongyong）は、現在運行されているKTXの中で最速を誇る新型車両です。最高速度は時速320kmで、ソウル〜釜山間を最短2時間17分で結びます。速さだけでなく、乗り心地や設備の面でも多くの改良が施されています。
車両の幅が従来のKTXよりも広く設計されているため、通路や座席スペースにゆとりがあり、移動中の快適さが向上しています。特に長時間座っていると気になる足元の圧迫感が軽減されている点は評価が高いです。
また、シートのリクライニング角度も改良されており、よりリラックスした姿勢で過ごせます。全席には電源ポートが備えられ、ノートパソコンやスマートフォンの充電にも困りません。
一方で、運行本数がまだ限られているという点は注意が必要です。利用者が集中しやすいため、予約は早めに済ませておくと安心です。ビジネス利用や短時間で移動したい旅行者にとって、非常に魅力的な選択肢だといえるでしょう。
ソウルから釜山のKTXでかかる時間と料金のバランスは？賢い選び方を紹介
KTXの料金はいくら？座席タイプ別の値段比較
KTXの料金は座席の種類によって異なり、主に「一般室（スタンダード）」と「特室（プレミアム）」の2タイプがあります。どちらを選ぶかで快適さも価格も変わってきます。
一般室の片道料金は、ソウルから釜山まででおおよそ59,800ウォンから75,680ウォン程度です。これは時期や予約タイミングによって上下します。特室になると、同区間で約111,000ウォン前後になることが多く、一般室よりも約1.5〜2倍の価格です。
特室では、より広めの座席、静かな車内、サービスの向上が見込めます。たとえば、足元のスペースが広く、座席の幅もゆったりとしており、長時間の乗車でも疲れにくい設計です。
割引制度も存在し、事前予約割引や年齢別のディスカウントが適用されることがあります。Trip.comなどの予約サイトでは、キャンペーンを利用すれば10％ほど割安で購入できるケースもあります。
ただ、当日購入や繁忙期は割高になる傾向があるため、出発が決まっているなら早めの予約がおすすめです。
高速バスや飛行機と比べたKTXの時間と費用
KTXは速度と利便性のバランスが取れた移動手段ですが、高速バスや飛行機と比較すると、それぞれに違った特徴があります。
高速バスは、ソウルから釜山まで約4時間かかり、料金はエコノミーで25,000ウォン前後とかなり安価です。快適性ではKTXに劣るものの、費用を抑えたい方にとっては魅力的です。ただし、道路の混雑状況によっては所要時間がさらに延びる可能性があります。
飛行機を利用する場合、空の移動時間自体は約1時間ですが、空港への移動や保安検査、荷物の受け取りなどを含めると、全体で3時間ほど見込む必要があります。価格はLCCを使えば33,000ウォン前後から利用できますが、繁忙期は跳ね上がることもあります。
その点、KTXは市内の中心駅から出発し、到着も街中なので、移動効率が高く、駅までのアクセスもスムーズです。全体の移動時間で見れば、飛行機とほぼ同等かそれ以上に効率的な場合もあります。
時間を優先するか、価格を重視するかによって、最適な移動手段は異なります。目的に応じて使い分けるのが賢い選択です。
できるだけ安く！KTXチケットの最安購入方法
KTXのチケットを安く購入するためには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。最も効果的なのは、出発日の数週間前に事前予約することです。早期購入によって割引が適用される場合があり、希望の時間帯や座席も選びやすくなります。
割引率が大きいのは、主にオフピークと呼ばれる利用者の少ない時間帯です。例えば、平日の午前中や昼過ぎの便は、比較的空席が多く、安く提供されることがあります。また、直前ではなく1〜2週間前に予約するだけでも価格が下がることがあります。
さらに、韓国鉄道公社と提携している海外旅行者向けのオンライン予約サイトでは、初回限定のクーポンが配布されていることもあります。こうしたキャンペーンをうまく活用すれば、通常価格より10％ほど安くなるケースもあります。
週末や祝日などの混雑が予想される時期は、早めに満席になる傾向があるため、料金が高騰しがちです。旅程が決まった時点で、すぐにチケットの価格をチェックしておくと安心です。
Trip.comで簡単予約！海外からでも安心の手順
KTXのチケットはTrip.comを使えば、日本からでも手軽に予約できます。韓国語が分からなくても、サイトやアプリは日本語対応しており、操作も直感的で迷うことはありません。
まずはTrip.comにアクセスし、出発地と目的地、日付、人数を入力して検索します。結果一覧には、列車の出発時刻や所要時間、料金が表示されるので、自分のスケジュールに合った便を選びましょう。
次に、列車を選んだらチケットの種類と座席クラスを選択します。画面に表示されるガイドに従って、名前やパスポート番号などの個人情報を入力すれば、予約手続きに進めます。
支払いには、日本のクレジットカードが使えるため、別途通貨換算の心配も不要です。購入後には、確認メールとともにeチケットが届きます。このチケットは当日スマホで提示するだけで乗車でき、駅の窓口に並ぶ必要もありません。
万が一のために、メールの画面をスクリーンショットしておくか、PDFとして保存しておくと安心です。予約内容に不備がないか、出発前には再確認するのがポイントです。
混雑する時間帯を避けて快適に移動するコツ
KTXは人気のある交通手段だけに、時間帯によってはかなり混み合います。特に混雑しやすいのは、金曜日の夕方や日曜日の午後、また祝日や連休の最終日です。通勤や観光の移動が重なるため、自由に席を選べなくなることも珍しくありません。
できるだけ空いている時間に移動したい場合は、平日の昼前後や夕食後の時間帯を狙うと良いでしょう。午前10時〜午後3時の間は比較的すいていて、座席の選択肢も広がります。加えて、深夜帯に近い最終便も空いていることが多く、静かに移動したい方にはおすすめです。
指定席を予約しておくことも、混雑回避のポイントです。当日購入の場合、希望の座席が選べなかったり、場合によっては立ち席になることもあります。公式サイトや予約サービスを使って、数日前にチケットを押さえておくのが安心です。
また、駅構内も時間帯によって混雑状況が大きく変わります。出発の30分前には駅に到着し、ホームや売店の混雑を避けておくと、よりスムーズな出発ができます。
乗車の流れと注意点を事前にチェックしておこう
KTXに乗る際は、スムーズに行動できるよう、あらかじめ乗車の流れを把握しておくと安心です。まず、チケットを手配したら、出発当日はソウル駅や釜山駅のような主要駅に30〜40分前には到着するのが理想です。
KTXには改札ゲートがありません。そのため、駅構内を自由に出入りできますが、逆に「いつどこで乗るのか」がわかりづらいと感じる方もいるかもしれません。実際は、チケットに書かれた車両番号とホーム番号を確認し、指定されたホームへ向かえば問題ありません。
乗車する際は、車両の外側とプラットホームに記載された番号を照らし合わせて確認してください。間違って別の車両に並んでしまうと、発車直前に慌てることになりかねません。
また、荷物が大きい方は早めに車内に入り、車両の前後に設置されている荷物置き場を確保しておくと安心です。通路や座席の上に収まらないサイズのスーツケースは、他の乗客の妨げになることもあります。
乗車後は車内アナウンスに従って行動すれば問題ありませんが、トイレの場所や車内Wi-Fiの接続方法なども、あらかじめ確認しておくと落ち着いて過ごせます。初めての乗車でも、流れを理解しておけば不安なく行動できます。
